【ブール演算・フィレット】コップを作ってみる
ブール演算・フィレットって何?
ブール演算
二つ以上のオブジェクトが重なっている部分を残したり、消去することができます。
フィレット
オブジェクトの角を丸くすることができます。
今回はこの二つのツールを使用してコップをつくっていきましょう。
新規ファイルを作成
「ファイル」→「新規作成」→「Large Objects - Millimeters」で新規ファイルを作成
「直方体」ツールを右クリック、「円錐台」を選択
Top画面から円を作成し
Front画面に移動し高さを指定します。
ブール演算
完成したらオブジェクトを選択し、コピーを行います。
(Shift+Cキー、Shift+Vキー、⌘+Cキー、⌘+Vキー)
コピーした方を元のオブジェクトより少しだけ上にあげます。
Front画面でガムボールをONにして行うとやりやすいです。
次にブール演算ツールを使用します
「ブール演算」を右クリックし、「ブール演算:差」を選択
はじめに元となるオブジェクト(下にある方)を選択しEnterキー(または右クリック)を押します
次に上にあるオブジェクト(コピーした方)を選択し、Enterキー(または右クリック)を押します。
するとこのような空洞のオブジェクトができます。
「ブール演算:差」ツールはオブジェクト同士の引き算で、重なっている部分を取り除くことができます。
フィレット
このままでは、角がとがっているためコップとしては飲みにくいですね。
「フィレット」ツールを使って角を丸くしていきましょう。
「ブール演算」ツールを右クリックし、「エッジをフィレット」ツールを選択します
Perspective画面からコップの角となる部分を選択
「1.000」と表示されているのは角を丸くする際の円の半径を表しています。
選択したらEnterキー(または右クリック)を押します。
するとこんな感じになります。
・・・・ん?
角が丸くなってませんね。
この原因はフィレットする際の半径の大きさがオブジェクトの角よりも大きいときに起こります。
そのため、コップをつくる際に大きめでつくっている方はこのような現象は起きずにきちんとフィレットされているはずです。
この現象を直す方法は、フィレットする際の半径の大きさを小さくすればOKです。
Ctrl+Zキーで修正します
もう一度「エッジをフィレット」ツールを選択します。
今度はコップの角を選択する前に、「0.5」と打ち込みEnterキー(または右クリック)をします。
その後先ほど同様コップの角を選択すると、「0.5」と表示されるようになります。
「0.5」と表示されていることを確認したらEnterキー(右クリック)を押します。
上手くフィレットすることができました
コップの底をへこませたい
よりコップに近づけるためコップの底をへこませてみましょう。
オブジェクトをコピー、ペーストし、ガムボールを使用して反対にします。
コップの底にコピーしたオブジェクトを合わせ、ガムボールを使って少しサイズを小さくします。
最後に「ブール演算:差」ツールを使って底をへこませて完成です。
上手くできましたか?
このようにフィレットツール、ブール演算ツールの二つだけでもオブジェクトをつくることが可能です。
次回はこのコップのマテリアルを設定し、よりリアルなコップを再現してみましょう。